国民民主党代表 玉木雄一郎が語る!参院選2025、歴史的躍進の舞台裏と次なる挑戦

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国民民主党代表の玉木雄一郎が、2025年参議院選挙における党の歴史的躍進を振り返る。目標を大きく上回る議席数獲得、特に東京選挙区と比例代表での成果を強調しつつ、惜敗選挙区での反省点やデジタル戦略の強化、そして次期衆議院選挙に向けた全国での候補者擁立の必要性を熱く語る。

東京と比例で掴んだ大きな存在感

2025年の参議院選挙で国民民主党は、当初の目標を大きく上回る成果を達成した。国民民主党代表の玉木雄一郎は、「議席は4倍以上の17になりました」と、喜びを噛みしめる。これは目標としていた16議席(非改選5議席と合わせて21議席)を上回り、国民民主党が掲げる「手取りを増やす政策」(例:103万円の壁を178万円に引き上げ、年少扶養控除の復活、ガソリン暫定税率の廃止など)を実現するために不可欠な、予算を伴う法案を単独で提出できる体制を整えたことを意味する。

今回の選挙で特に大きかったのは、東京選挙区での躍進だと玉木は振り返る。「東京で2議席取れたのが大きかったですね」。自民党、立憲民主党がそれぞれ1議席に留まる中、国民民主党は2名擁立し、両者とも当選を果たした。東京での得票数は122万票に達し、「東京における大きな存在感を発揮することができた」と玉木は評価する。全国平均を上回る東京の投票率(61%台)は、国民民主党が2名擁立し戦ったことも一因とされている。

さらに、比例代表での躍進も特筆すべき点だ。玉木は、「比例の得票数はですね、国民民主党が野党第一党についに踊り出ました。自民党に次いで比例2位は国民民主党ということは感慨深いもんがあります」と語る。2020年9月の国民民主党結党時、多くの支持者が比例枠の小ささを理由に立憲民主党へ流れた経緯がある中で、今回の比例での躍進は「次のステージに国民民主党が上がった」証拠だと玉木は捉えている。

成果の裏にある反省点と次なる課題

大きな成果があった一方で、今後のさらなる発展に向けた反省点も挙げられている。

惜敗選挙区での悔しさ

北海道、福岡、奈良など、惜敗率9割台、8割台で惜しくも当選を逃した選挙区が複数存在した。「もう一歩はいけたんですけど非常に残念だった」と玉木は悔しさをにじませ、次回の選挙に向けてこれらの選挙区での勝利を目指す必要性を強調した。

デジタル戦略の強化の遅れ

デジタル戦略では、切り抜き動画の活用不足が反省点として挙げられた。「切り抜き動画をですね、もっと皆さんにやっていただけるようなアプローチができたのではなかったかな」と玉木は述べる。サードパーティによる切り抜き動画の拡散体制の構築が不十分であったこと、党自身による切り抜き動画の作成や素材提供・側面支援が不足していたことが課題だ。また、「TikTokの導入が遅れたのがですね、ちょっと今回は響いたのかなと」と、TikTok導入の遅れも反省点だ。セキュリティ上の理由から導入を控えていたものの、TikTokのアルゴリズムによる拡散力の高さを認識し、次回の衆議院選挙に向けては導入を強化する方針だ。

真の全国政党への道:候補者擁立の全国展開

玉木は、今回の選挙で「全国に候補者を立てた参政党とは立派だった」と他党の取り組みにも言及し、比例で野党第一党となった今、「擁立する責任もある」と語る。次回の衆議院選挙に向けては「積極擁立」を進め、真の意味での全国政党を目指す必要性を強く認識している。「比例で第一党になってるのに選挙に入れるとこないっていうのは有権者の皆さんにとっても無責任な話だと思います」と、有権者への責任として全国での候補者擁立の重要性を強調した。

支持者への感謝と「皆さんと一緒に作り上げる政治」へ

玉木雄一郎は、今回の成果は支持者一人ひとりの貢献によるものだと強調し、今後のさらなる協力体制の構築を呼びかける。

リアルの現場で来ていただ方だけじゃなくてネットなどでもバナー作ったり動画作ったりありとあらゆる形でいいねしてくれる人だけでも本当に大きなご支援です。リプライ書いてくれたりそれだけでも積極的な関与をしてくれたことが全部相まって比例野党第一党とれました」と、多様な形での支援への感謝を述べた。今後も支持者と共に政治を作り上げていくことを目指す決意を示している。

国民民主党は参院選2025で議席数の大幅増と比例代表での躍進を遂げ、予算関連法案を単独で提出できる体制を確立した。これは、政策実現に向けた大きな一歩となるだろう。しかし、惜敗選挙区での強化、デジタル戦略(特に切り抜き動画とTikTok)の改善、そして全国での積極的な候補者擁立が、真の全国政党として国民の期待に応えるための喫緊の課題として認識されており、次期衆議院選挙に向けた準備を加速する方針だ。はたして国民民主党は、次の衆議院選挙で真の全国政党としての存在感を確立できるだろうか――。

国民民主党代表 玉木雄一郎が語る!参院選2025、歴史的躍進の舞台裏と次なる挑戦

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