ジャーナリストの須田慎一郎氏が、参議院選挙に関する緊急速報を伝えた。期日前投票の出口調査の結果から、自民党と公明党の連立与党が「過半数割れ確定」の可能性が濃厚になったと指摘。特に注目選挙区である大阪で、「参政党の宮出候補がグイグイ伸ばして」トップ集団に食い込んでいる異変を強調した。須田氏は、この情勢が「大変動が起こってきております」と述べ、日本の政治地図が大きく塗り替えられる可能性を示唆した。
大阪選挙区に異変!参政党がトップ集団に食い込む
須田氏によると、定数4の大阪選挙区ではこれまで、維新が2議席、公明党と自民党がそれぞれ1議席ずつ分け合ってきた。しかし、今回の期日前投票の出口調査では、「異変が起こりまして」参政党の宮出候補が「グイグイグイグイ伸ばして」おり、そのトレンドが「鮮明に出てきました」と報告した。
出口調査の結果、公明党の杉候補がトップを走り、維新の佐々木候補がそれを追いかける展開に。そして、3位には参政党の宮出候補がつけているが、この3人は「団子状態で、トップ集団を形成している」と述べた。さらに、自民党の柳本候補と日本維新の会の岡崎候補がこのトップ集団を追いかける展開となっており、「自民党と日本維新の会が4番目を争う展開」になっていると現状を分析した。これは、どちらかが落選する可能性を意味しており、大阪で「大変動が起こっております」と強調した。
特に、大阪で公明党が強いのは納得できるとしながらも、今回の参議院選挙では「公明党の組織が高齢化した」という要因もあり、苦戦が予想されていたにもかかわらず、自力を発揮してトップ集団にいることを指摘した。一方で、参政党の勢いには「ここまで強かったのかと、ちょっと驚きを隠せません」と述べ、参政党が「当選が見えてきた」状況にあることを明らかにした。
自民・公明「過半数割れ確定」の衝撃と挽回の難しさ
須田氏は、今回の緊急速報の最大のポイントは、自民党が7月5日、6日の3日間にわたって実施した情勢調査の結果に隠されていると語った。この調査の詳細は入手できていないものの、聞き取り調査によって「おろげながらその傾向が見えてきました」とし、その中身は「さすがにオープンにできないだろうなというような中身」だと述べた。
そして、この情勢調査の結果を信じるならば、「自民党の過半数割れ確定です」、「自公合わせて50議席以上確保できなければ過半数割れという事態になる」と、衝撃的な見通しを示した。
選挙までまだ1週間ほどの期間があるため、「自民党あるいは公明党が盛り返すという展開もないわけじゃない」としながらも、「隠し玉がほぼない。出尽くしたというところもあってですね。これを挽回するというの相当難しい展開になってきた」と分析した。これまでも「自公の過半数割れ濃厚」という表現を使ってきたが、今回の調査結果を受けて「ほぼ確定した」と、その確度が高まったことを強調した。
特に、1人区においては東北で「ほぼ全敗が見えてきております」と厳しい見通しを示した。また、これまで自民党が確実に議席を獲得してきた「複数区においてもいくつかの取りこぼし」が出てくる可能性が見えてきたと述べ、大阪はその「象徴とも言える」と締めくくった。
須田慎一郎氏の緊急速報は、来る参議院選挙で自民・公明両党が過半数割れに追い込まれる可能性が極めて高いことを示唆した。特に、大阪における参政党の躍進は、既存の政治勢力にとって大きな脅威となりそうだ。
はたして、自民党と公明党は、この危機的状況を覆すことができるだろうか――。国民の投票行動が、日本の政治の未来を大きく左右する重要な選挙となるだろう。
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