弁護士・北村晴男が語る「かつての『信頼できる自民党』はもうない!」──安倍氏の遺志を継ぐ戦い

弁護士・北村晴男が語る「かつての『信頼できる自民党』はもうない!」──安倍氏の遺志を継ぐ戦い 最新ニュース
弁護士・北村晴男が語る「かつての『信頼できる自民党』はもうない!」──安倍氏の遺志を継ぐ戦い

弁護士の北村晴男氏が、安倍元首相の命日である7月8日に墓参りをし、今回の参議院選挙に立候補したことを報告した。北村氏は、安倍氏が生きていれば「石破左翼政権によって国益が毎日毎日害されるような状況は生まれなかった」と強く語り、自身の立候補が「国会に行くしかない」という決意に基づいていることを明かした。

安倍元首相への想いと立候補への決意

北村氏にとって、安倍元首相は「日本のために働いてるんだ」と確信できる存在だった。安倍氏が生きていた頃は、自身がテレビの生放送やネットメディアを通じて「安倍さんを守る安倍さんを応援する安倍さんをサポートする」活動に尽力していたという。しかし、安倍氏の突然の死により、「安倍さんを応援すれば国のためになるという時代は終わりました」と、その支援の形は変わった。

北村氏は、安倍氏の生きていれば築いていたであろう「第3次安倍政権」への強い期待を語り、それが実現していれば現在の日本の状況は全く異なっていたはずだと主張する。安倍氏がトランプ元大統領と強固な関係を築き、「中国からのあらゆる意味の侵略」を防ぎ、「日本の国益を守る」状況が「絶対できていたはずなんですよ」と述べ、その無念さをにじませた。

そのため、自身が「国益を守る日本人のために働くためにはどうしても国会に行くしかない」という結論に至り、今回の立候補を決意したと明かす。安倍氏が生きられなかった68歳、69歳、そしてその先の時代を生きる人間として、「そういう人間の勤めを何としても果たしたい」と、亡き安倍氏に誓ったという。墓参りを終えた北村氏は、「晴れバレとした気持ちになって」東京に戻り、「もう頑張るしかないな」と決意を新たにした。

自民党からの立候補は「100%無理」

北村氏は、今回の参議院選挙で日本保守党から立候補しているが、「自民党から出れば良かったじゃないか」という声に対して、「それは100%無理なわけです」と断言する。その理由として、現在の政権幹部に「頭下げて出るそういうことは私にとっては殺されてもできない」と自身の信念を強調する。

また、そもそも自身が「国会議員になりたいと思ったことは1度もなかった」ため、自民党が良い仕事をしていると思えば「出る必要がない」と考える。しかし、「どう転んでも自民党から出ることはありえない」と述べ、今の自民党が自身の考える日本の国益に資する政党ではないという認識を示している。

他党への厳しい評価と日本保守党からの出馬理由

北村氏は、他の主要政党についても非常に厳しい評価を下す。立憲民主党については「100%ないです」「共産党と一緒ですから考え方は」と、その政治思想と相容れないことを明確にする。

国民民主党については、「現役世代の手取りを増やすという政策はピカイチです」と一部を評価するものの、「それ以外の部分が首かしげるところが多すぎて」立候補は「絶対にそれはご勘弁ください」という姿勢だ。

日本維新の会に対しては、「吉村代表が維新を新中政党という人がいるがそれは誤解であるっていう風におっしゃってますがそれは違いますよ」と強く反論する。大阪の現状を例に挙げ、「中国人で溢れ返ってますよ。ここまで中国人を入れて大阪をめちゃくちゃにしてるのは維新ですよねと」と批判し、「こちらから見ればそう見えます」と断言する。そのため、「そんなとこから出るなんてことは私にとってはありえない」と述べている。

参政党については、「もちろん賛成できる部分もあるんですが、安全保障では私の考え方と正反対なんで」と、政策論争の必要性を説く。「神谷代表は石破さんの中国に対する距離感は非常にいいよねと言ってます」「台湾の際に日本が巻き込まれないように中国と仲良くしといた方がいいよね」という主張に対しては、「私から見ればもう外交音痴というか何も分かってない」と厳しく批判する。台湾有事の際、日本が巻き込まれないことは「絶対ありえない」とし、日本の存立が中国に左右されることの危険性を訴え、参政党からの出馬も「100%ない」と断言した。

そして、社民党やれいわ新選組についても、「ありえない」と切り捨てる。れいわ新選組は「100%ズブズブの政党」だと断定し、一部理解できる政策はあるものの、全体として「ありえない」という見解だ。

このような各政党への評価から、北村氏が自らの政治信念に合致する場所として日本保守党を選んだことが窺える。日本保守党から立候補する北村氏の目標は、「何としても勝って国会に行って、そこで日本のためになる仕事をする」ことだ。比例区から立候補している自身には100万票、日本保守党の比例候補4人全員が当選するためには400万票が必要だとし、「何としても400万票を獲得して、例えば国会質問の時間を1分でも長く取れるように、そして少しでも影響力を行使できるように」したいと語った。

弁護士・北村晴男氏が、故安倍元首相への強い思いと、現在の自民党政権、そして主要野党への厳しい評価を背景に、今回の参議院選挙に日本保守党から立候補した。彼の決意は、安倍氏の遺志を継ぎ、日本の国益を守るという一点に集中している。はたして、北村氏が掲げる「国会に行くしかない」という使命感は、有権者に届くだろうか。

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