岩田温が警鐘!参院選後、自民党の「左傾化」と石破政権の危うさ

【恐怖】参院選後、左傾化を強める石破政権 国内政治
【恐怖】参院選後、左傾化を強める石破政権

政治学者の岩田温氏は、参議院選挙後の日本政治に潜む危険性について警鐘を鳴らす。特に、自民党のさらなる左傾化と、それに伴う「石破政権」の思惑、そして「保守票」の行方が、日本の未来に大きな影響を与えると指摘している。

高まる参政党の支持率と自民党の危機感

岩田氏は、読売新聞の記事を引用し、参政党が急速に支持率を伸ばしている現状と、それに伴う自民党の危機感を指摘する。記事によれば、「参政党急伸、自民に危機感、保守層の離反懸念、首相周辺「これだけの支持は脅威」」という状況だ。

これまで自民党の「岩盤支持層」とされてきた保守層が、ついに離反し始めていると岩田氏は分析する。一時期は国民民主党に流れたと見られていた票が、同党の「山尾ショック」や「夫婦別姓の問題」などで支持率が下がり、結果的に参政党へ流れていると指摘している。読売新聞の世論調査では、「参政党の政党支持率が前回は1%だったのが4ポイント増えて5%で、立憲民主党の6%に迫っている」というデータも示された。

「行き過ぎた外国人受け入れ」への警鐘

参政党が公約に掲げる「行き過ぎた外国人受け入れに反対」に対し、自民党幹部が「排外主義につながるのならば日本の国力低下を招きかねない」と警戒していることについて、岩田氏は「すでにもうピントが外れてますよね」と批判する。

岩田氏は、多くの日本人が懸念しているのは、文化や習慣が異なる外国人との共生による「日本の治安、あるいは我々の生活が乱されるんじゃないの?」という点であり、これは「これは常識だと思うんですよ」と主張する。欧米諸国の事例を挙げ、安易な移民受け入れが「何世代にも渡ってですね、複雑な問題を残し続ける。で、治安の悪化にもつながる。そして、文化的な衝突にもつながる。これ世界は現実なんです」と警鐘を鳴らす。

特に、「自分たちがやりたくない仕事をですね、外国人にやらしとけばいいじゃんという発想ですね。これで移民を入れるわけですよ」という「資本主義の論理」が、結果的に「移民に復讐されるんですよ」と語る。移民の2世、3世が同化されず、「イスラム原理主義に走るというのが、大きな潮流になってますね」と欧州の現状を例に挙げた。

「排外主義を招くのはリベラル」という逆説

岩田氏は、安易に外国人を大量に受け入れることが、最終的に「排外主義」を招くと主張する。経済的合理性だけで外国人労働力を受け入れ、治安悪化や文化的な摩擦が生じると、そこに「人権派の左翼」が登場し、「外国人にもやっぱり参政権必要ですね。外国人参政権認めろとかね、こうやってくわけですよ」と批判する。

排外主義を招くのはリベラルなんですよ。リベラルな政策を押し進めれば、結果として排外主義がついてくるんです」と岩田氏は持論を展開する。排外主義を防ぐためには、「安易な外国人労働力を入れない。最初から入れない。これが彼らの人権を守ることにもつながるんですよ。そして、日本の文化を守ることにもつながるんです」と強調した。

参院選後の自民党と石破政権の行方

参院選において、自民党が1人区で票を奪われ、与野党の過半数争いに影響を与える可能性を指摘し、「首相周辺は「これだけの支持があるのは脅威だ」と語る」状況だと述べた。

岩田氏が最も懸念するのは、参院選で自民党が敗北した場合の石破政権の動向だ。「負けたら負けたでね、立憲民主党と大連立とかね、これを組むんだとか言い出しかねないと思いますよ」と予測する。

さらに、岩田氏は自民党内の「保守票」の行方に注目する。「参政党と保守党っていう2つの政党は基本的に、自民党の左下を批判するわけです。ですから自民党より保守であるという立場なわけです」。これらの政党に票が流れることで、自民党内の保守系議員が当選しにくくなる可能性を指摘した。「保守票が他に流れちゃったから、自民党の保守系の議員に集まる票が全部流れちゃって、自民党の保守系がガーンと下にね、行っちゃうと、自民党の保守がさら減るっていう参議院の結果になりかねないです」。これは石破氏が「安倍勢力」を「粛正」する狙いがあるのではないか、と岩田氏は推測している。

自民党の「左傾化」と日本の未来

岩田氏は、自身の著書「自民党が消滅する日」に触れ、「石破内閣は何やってるかって言うと、左傾化をどんどん進めて、安倍総理が作ってきた自民党とは違うものに変えようとしてる」と批判した。このまま自民党が左傾化を続ければ、「自民党は消滅しますよ」と断言する。

石破がやってきたる事って何なんだろうってのを丁寧に見ていくとね、これは自民党が自民党らしさをどんどん失うと。そうするとどうなる?自民党に入れようとしてる岩盤支持層が自民党に入れないっていう状態になる。そうすると自民党は消滅しますよ。そんな難しいこと言ってないです」と、自民党の現状に対する厳しい見方を示した。

政治学者である岩田温氏の分析は、来る参議院選挙後の日本政治に暗い影を落とすものだ。自民党のさらなる左傾化と、石破政権による大胆な政策転換が現実のものとなれば、それは日本の「超緊縮財政」と「とんでもない政策」を招きかねないだろう。はたして、自民党は「岩盤支持層」の離反を食い止め、保守としてのアイデンティティを保つことができるだろうか。それとも、岩田氏が予測するように、「左傾化」の道を歩み続け、「消滅」へと向かうことになるのだろうか。

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