京都大学大学院教授・藤井聡が警鐘!石破総理「七面倒臭い」発言の真意と日本政治の「腐敗」

京都大学大学院教授・藤井聡が警鐘!石破総理「七面倒臭い」発言の真意と日本政治の「腐敗」 最新ニュース
京都大学大学院教授・藤井聡が警鐘!石破総理「七面倒臭い」発言の真意と日本政治の「腐敗」

京都大学大学院教授の藤井聡氏が、現在の日本政治の「腐敗」について深く掘り下げた。森山氏の「ポピュリズム」発言や、財務省の意向に逆らえない政府の姿勢を批判。特に、石破総理の「日本語は七面倒臭い」発言は、日本文化への深い嫌悪感の表れだとし、その資質を厳しく問う。安倍元総理との比較を通じて、政治家の真剣さと日本への愛情の重要性を訴えた。

森山氏の「ポピュリズム」と政府の「腐敗」

参院選が始まり、自民党の森山氏がかつて「ポピュリズムだ」と批判していた消費減税に転じ、ガソリン税の暫定税率廃止を掲げたことに対し、京都大学大学院教授の藤井聡氏は「もろポピュリズムですね」と指摘した。選挙になると国民にすがり、財務省の意向に従って増税路線を崩さない政府の姿勢は「腐敗」であると断じる。

この「腐敗」はいつから始まったのかという問いに対し、藤井氏は1989年の消費税導入時や1997年の増税時を振り返った。橋本龍太郎内閣(1997年増税時)は、当時の田中経済企画庁長官以外が「行けるんちゃうか」と考えて増税に踏み切ったものの、結果的にデフレを招き、橋本氏自身が「すごく反省をした」と語る。しかし、当時はまだ「日本経済やばくなるぞということを思ってた」と述べ、今の政府とは姿勢が異なっていたと指摘した。

安倍元総理の「戦う姿勢」と財務省との攻防

藤井氏は、自身の著書でも詳述しているという安倍内閣における2014年の増税について言及した。安倍元総理も当初は増税に前向きだったが、その後の経済状況を見て「これはほんまにあかんやないか」と深く反省ていたという。

安倍元総理は「財務省に潰されてしまうから」と述べつつも、選挙を使い2回の消費税増税延期を実現した。「あれもだから戦いですよね」と、財務省と戦おうとする安倍氏の姿勢を評価する。しかし、現在の岸田氏や森山氏、そして石破氏には「そんなもんないわけですよね」と厳しく批判し、彼らが「真摯にデータと向き合ってない」と断じた。財務省の言う通りにしておけばいいという態度は、「腐敗ですよね」と語り、特に「岸田内閣の時に決定的に腐敗した」との見方を示した。

石破総理「七面倒臭い」発言の真意:日本文化への「憎しみ」

藤井氏は、石破総理の最近の「日本語は七面倒臭い。政府の負担ででも習得してもらう」という発言に焦点を当てた。この発言は「石破は日本のことが嫌いだと言ってる」ことに他ならないと断言する。「めちゃくちゃ嫌いってことですよ」と、言葉の裏に隠された石破氏の日本文化への深い嫌悪感を指摘した。

石破氏が箸の持ち方すら習得していないことや、人前でおにぎりを一口で食べる日本の風習を理解していないことを挙げ、「日本の風習伝統文化を知らないわけだから」と語る。石破氏が日本人を「アホにアホやって思われてるんですよ」と感じていること、そして「日本のことが嫌いでなければ出てこない」言葉だと、その発言の重みを強調した。

そして、日本のことが嫌いな人物が「総理大臣になるなよ」、「政治家になるなよ」と厳しく批判する。さらに、我々の税金を使って外国人に日本語や日本の習慣を教えてもらうことに対し、「なんでそこまで言われなかんねんて話じゃないですか」と憤りを見せた。石破氏のこの発言は「今すぐ辞任すべきだ」と強く主張した。

政治的腐敗の定義と安倍・石破の比較

藤井氏は、政治的腐敗(コラプション)を「政治権力を握った人間がその権力を本来使うべき国民のためではなくて私的流用をする」ことだと定義する。石破氏の姿勢は「もう完全に私的流用ですよね」と断じ、「腐り切ってると言わざる得ない」と政治学的な視点から批判した。

一方で、安倍元総理は消費増税を決定した側面もあるが、その姿勢は石破氏とは全く異なっていたと強調する。「安倍晋三は愛してるっていうかちゃんとしようとしてる」と、日本国民を愛し、真剣に向き合おうとしていた姿勢を評価した。

藤井氏は、自身が学者として公益や国益、国民の幸福のために何をすべきかを考えるのに対し、政治家はそれを実現する責任があると語る。安倍元総理は「ものすごい勉強してはりました」と、真剣に国民のために何ができるかを考え、学者の意見にも耳を傾けていたと証言した。MMT(現代貨幣理論)についても、「僕が言ってることをちゃんと理解しようとしてるし、僕だけじゃない人の言ってること聞こうとしてた」と評価した。

しかし、石破氏の場合は「なんとか先生と言ってることが違うんだよな」と述べ、自分で考える意欲がないことを指摘。「これはね真剣でない証拠ですよ」と厳しく断じた。好きな彼女へのプレゼントを選ぶ際の真剣さに例え、石破氏が「日本国民のことを根本的に愛してない」と結論付けた。安倍元総理が「美しい国日本」を掲げ、日本を愛していたのと比べ、石破氏は「憎んでるんだもの」とまで言い切り、その資質に強い疑問を呈した。

藤井聡氏の分析は、日本政治の根深い問題、特に政治家の資質と国民への真摯な姿勢の重要性を浮き彫りにする。石破総理の「七面倒臭い」発言は、単なる失言ではなく、その人物の根本的な日本への向き合い方を露呈したのではないだろうか。安倍元総理の奮闘と、それとは対照的な現在の政治家の「腐敗」が指摘される中、国民は次なるリーダーに何を求めるべきなのだろうか――。

京都大学大学院教授・藤井聡が警鐘!石破総理「七面倒臭い」発言の真意と日本政治の「腐敗」

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