日本保守党・百田尚樹が叫ぶ「日本はまだ復活する余地がある!」参院選公示に第一声

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日本保守党代表の百田尚樹氏が、本日公示された参議院選挙で「日本はね、本当に壊れかけです」と現状に危機感を露わにした。しかし、「まだ間に合います。今、今立ち上がれば、今、自公政権の無茶苦茶を止めることができたら、まだ日本は復活する余地があります」と力強く訴え、国民に協力を呼びかけた。百田氏は、30年間上がらない平均給与や移民問題、そして消費税の撤廃を政策の柱に据え、日本人の幸せを取り戻す戦いを宣言した。

「壊されかけた」日本を救う:日本保守党の使命

百田氏は、今日から始まった17日間の選挙戦が「私たち日本保守党にとっても非常に大事ですが、それ以上に大事なのはこの日本にとって大事なんですよ」と強調した。現在の日本は「本当に壊れかけというかね、これは壊されかけと言った方が正しいかもしれません。今の政権では本当に日本は10年後どんな国になってんのかと、本当にもう憮然たる気持ちになります」と述べ、政治の現状に対する強い不満を表明した。

しかし、同時に「まだ間に合います。今、今立ち上がれば、今、自公政権の無茶苦茶を止めることができたら、まだ日本は復活する余地があります」と、希望を捨てることなく国民に「私たちと共に日本保守党を盛り上げていってください」と呼びかけた。

30年間上がらない給与の謎:政治の「無策」を批判

百田氏は、日本人が30年間平均給与がほとんど上がっていない現状について、「こんな馬鹿な話はどこにありますか?」と強く疑問を呈した。「日本人は昔も今も世界で最も勤勉な民族なんですよ。最も誠実で働くのが大好き、そして常に他人を思いやる、これが日本人です」と日本人を称賛し、にもかかわらず給与が上がらないのは「政治の無策以外何者でもありません」と断言した。

そして、「日本人は世界で最高の民族です。この世界で最高の民族はもっと幸せにならなければいけません。そうでしょう、皆さん。私たちはもっともっと幸せになる権利があるんですよ。これを阻害してんのは自民党と公明党です。これをなんとか倒さない限り私たちの幸せはありません」と述べ、自民党・公明党政権が国民の幸せを阻害していると批判した。

移民問題と「働かせない改革」の真実

日本人の給与が上がらない大きな内政的な問題として、百田氏は移民問題を挙げた。外国人が「日本人の大体平均して7割ぐらいの収入で働く」ことで、日本人の給与が上がらない構造になっていると指摘する。

政府が少子化による労働力不足を理由に外国人の受け入れを進めていることに対しては、「これは嘘です。皆さん騙されてはいけません。財界や政府の本音は、安く働いてくれる労働力が足りないということなんです」と強く否定した。

さらに、労働力不足は政府が意図的に作り出したものだとし、「働き方改革」を「私に言わしたら働かせない改革です」と批判した。長時間の残業を制限する法律や、103万円の壁といった扶養制度が、労働意欲のある人々の働きを妨げていると指摘し、「この壁を撤廃してしまえば440万人の雇用が生まれるんですよ」と具体的な数字を挙げて、現状の政策がいかに機会損失を生んでいるかを訴えた。

「生存税」と化した消費税:今すぐ撤廃を!

百田氏が最も強く訴えた政策の一つが「減税」である。特に「食品の消費税、これを絶対ゼロにしなければいけません」と述べ、食料や水といった生活に不可欠なものへの課税は「生存税です。お前今日1日生きた、じゃあ1日分の税金取る。お前今日3日生きたな、じゃあ3日分の税金を取る。つまりね、生きていくだけで税金を取れるこんな馬鹿な法律はね、今すぐでも直ちにやめるべきです」と強く批判した。

消費税が30年前の3%から10%にまで上昇し、全税収に占める割合が数%から「30%」にまで増えたのは、経済成長しない中で所得税や法人税が減り、その分を補うために消費税が上げられたためだと説明する。しかし、「消費税を上げれば上げるほど日本経済は阻害されます。つまりこれはね、まさに負のスパイラルなんです。これを続けていったらね、消費税はさらに上がっていきます」と悪循環に陥っている現状を警告した。

その上で、「1回消費税下げてみろと私言いたい。そうするとね、日本経済は必ず必ず復興します。これ私が約束します。もし復興しなかったら私は腹切ってもいいですよ」とまで述べ、消費税撤廃による経済回復に絶対の自信を示した。

日本保守党の百田尚樹氏が掲げる政策は、既存の政治体制への強烈な批判と、日本人の幸せを最優先する姿勢が際立つ。はたして、百田氏の情熱的な訴えは国民の心に届き、日本の「復活」を導くことができるだろうか――。

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