ユーチューバー・ヒカル「覚悟を決めました。選挙へ」——日本の未来を変える「覚悟」とは

ユーチューバー・ヒカル「覚悟を決めました。選挙へ」——日本の未来を変える「覚悟」とは 最新ニュース
ユーチューバー・ヒカル「覚悟を決めました。選挙へ」——日本の未来を変える「覚悟」とは

人気ユーチューバーのヒカル氏は、自身のチャンネルで突如「覚悟を決めました。選挙へ」と題した動画を公開した。この動画では、日本の現状に対する危機感を露わにし、自ら政治の世界に足を踏み入れる可能性に言及。現在の政治状況への疑問符を投げかけながら、視聴者に向けて選挙への参加を呼びかける、異例のメッセージを発信している。

日本の現状への危機感と「革命」への希求

ヒカル氏は、動画冒頭から日本に対する強い危機感をあらわにする。「どうしてもなんかこうどんどん日本弱くなってる気がしてて」と語り、既存の政治家たちの努力を認めつつも、「革命を起こしてくれそうな気配を感じてないっていうか」と、現状への不満を表明する。

また、国民全体に蔓延するネガティブな空気にも触れ、「日本ダメかもみたいな結構やっぱこう国民がネガティブになってるイメージはありますよね」と指摘。さらに、他国が経済成長を遂げる中で、「日本はやっぱちょっと落ちてるイメージで今後も多分ちょっと苦しいんじゃないかなみたいなイメージ」があると感じているという。

「崖っぷち選挙」の重要性:総理大臣交代の可能性

ヒカル氏は、今回の参議院選挙が「崖っぷち選挙」と呼ばれていることを強調する。これまでの自民党の「ずっと自民党やるみたいなこの選挙やる意味あんのかよみたいなぐらいずっと自民党が強いイメージだったんですけどそれが今ちょっと覆えるつてある」と、大きな転換期を迎えていることを示唆する。

もし自民党が敗北した場合、「総理大臣が変わります」と断言。今回の選挙は「国民の投票で今の石破さんを総理として認めるか認めないかが問われてる選挙」であり、これまでの選挙とは異なり、「自民党以外から総理大臣生まれるかもしれない」という「めちゃくちゃ節目」のタイミングであると訴える。

参議院については、衆議院が決めたことに問題がないかをチェックする役割があること、議員の任期が6年と長いこと、そして「総理大臣や総理大臣の政党の仲間の政治が良いか悪いかを評価する中間テスト」であることを説明する。

期日前投票と投票率:若者への呼びかけ

今回の参議院選挙の投票日は7月20日の日曜日であるが、ヒカル氏は「7月4日から19日が期日前投票ここできますよ」と、リアルタイムで投票できることを強調する。「今からでも投票できるんだってことがまだ投票してない人がこの動画見てる人の中に絶対いますからね」と、若者を含む視聴者層に強く呼びかける。

また、投票日が連休のど真ん中に設定されたことについて、「なんで連休のど真ん中にやったんだとって言われてるんですよ。これは狙ってやったんじゃないかと」という世間の疑惑に触れる。しかし、期日前投票があるため、連休中でも投票は可能であることを再度促す。

日本の投票率が全国民の52%であることを提示し、「6000万人が参加する要はビッグイベント」だと表現する。一方で、「半分しか政治に参加してない」という現状を憂慮し、「税金高いとかなんとかって言ってる人たちは選挙行ってなかったりするんですよ」と指摘。そして、「自分で変えれるのってここしかないんで3年に1回」しかないこの機会の重要性を訴える。

政治家としての資質と将来への布石

ヒカル氏は、現在の総理大臣である石破氏の印象について、「普通に同じ学校だったら100%リーダーは任せないですね」と率直な意見を述べる。そして、自身が「この人すごいなって思った人が別に今んとこない」と、政治家の人材不足を感じているという。

政党ごとの経済政策に対するスタンスについても言及し、日本維新の会、国民民主党、自民党が「経営者よりな考え方」であると説明。一方で、共産党、れいわ新選組、社民党は「経営者にはちょっと厳しめ」だと解説する。公明党、立憲民主党、賛成党は中立またはどちらでもないと分類する。

特に、SNSが選挙に与える影響について、「SNSがうまい参政党がグイってきてる」と指摘し、「SNS選挙」とも呼ばれるほどその重要性が高まっていると語る。「政治の切り抜きが多すぎて問題になってるんですよ」「切り抜き勝負になってる」と、情報戦の現状を解説する。

ヒカル氏のもとには、なんと「ヒカルさんの動画に出たいですっていうのが、実は100人ぐらいから連絡来ました」と、政治家からのオファーが殺到していることを明かす。これは、ヒカル氏のチャンネルが「選挙を左右するチャンネル」になっていること、そして他のトップユーチューバーが政治に言及しない中で、ヒカル氏なら「ワンチャンしそうじゃないですか」という期待があるからだと分析する。

そして、自身の将来的な政治進出の可能性について、「いずれもしかしたら本当に政界に進出するかもしれない」と明言。今はそのつもりはないとしながらも、「人生何が起こるかわかんないんでね。その時にそこから準備したら遅いなと思ってる」と、将来を見据えた発言をする。自身のメンタル、影響力、トーク力、若さ、頭の良さなど、すべてを総合的に見れば「僕以上のリーダーってなかなかいないんじゃないかな」と、自信をのぞかせる。

視聴者に対しては、「僕がもしに進出する時も僕を支持してほしい」と語りかける。その時のために、「今から備えませんかっていうのが僕の提案」であり、政治に少しでも興味を持ち、選挙に行くことを「当たり前の価値観」にしてほしいと呼びかける。

人気ユーチューバー・ヒカル氏が発した「覚悟を決めました。選挙へ」というメッセージは、日本の政治に一石を投じるものだった。現状への不満、選挙の重要性、そして自身の政治参入の可能性にまで言及した今回の動画は、若者層を含む多くの国民に、日本の未来について考えるきっかけを与えるだろう。はたして、ヒカル氏の呼びかけは、この「崖っぷち選挙」にどのような影響を与えるのだろうか――。そして、ヒカル氏が本当に政治の世界に足を踏み入れる日は来るのだろうか。

ユーチューバー・ヒカル「覚悟を決めました。選挙へ」——日本の未来を変える「覚悟」とは

コメント