参政党代表 神谷宗幣が語る!参院選躍進の舞台裏と「侍」を育てる政治塾の真意

参政党代表 神谷宗幣が語る!参院選躍進の舞台裏と「侍」を育てる政治塾の真意 国内政治
参政党代表 神谷宗幣が語る!参院選躍進の舞台裏と「侍」を育てる政治塾の真意

参政党代表の神谷宗幣が、2025年参議院選挙での党の驚異的な躍進と、それに伴う党勢拡大の課題を語る。さらに、9月から開講する第二期参政党政治塾の目的と、未来の地方議員に求める「侍」としての覚悟と責任について、その真意を明らかにする。

「侍」を育てる第二期参政党政治塾

2025年参議院選挙で、参政党は当初の目標を大きく上回る躍進を遂げた。参政党代表の神谷宗幣氏は、6議席を目指していた中で「その約3倍にあたる14議席(選挙区7、比例区7)を獲得」し、既存の議席と合わせると、参議院で15議席、衆議院で3議席、合計18人の国会議員体制となったと喜びを語る。しかし同時に、「プレッシャーもものすごく大きい」と述べ、急激な党勢拡大による運営上の課題も認識していることを示唆した。党スタッフの募集も行うなど、成長痛を乗り越えるための体制強化を進めている。

今回の動画の主要な目的は、9月から開講する第二期参政党政治塾への参加を呼びかけることだ。政治塾は基本的に地方議員を目指す方を対象としているが、国政を目指す方の参加も歓迎しているという。

第一期政治塾からは、実際に参議院議員が誕生している成功事例もある。福岡の中田参議は、もともと地方議員を目指して入塾したが、党運営側の目に留まり、参議院選挙に出馬し当選を果たしたという。

政治塾の講義は全7回で構成され、参政党の哲学、世界観、国際・政治情勢の伝達(神谷代表が3回担当)に加え、政策立案や選挙戦術の実践的な指導が行われる。現職の地方議員(現在約155名)のもとでのインターンシップや、塾生同士の発表会、議論も含まれるという。

参政党の政治塾の特徴は、他党がオンライン講義のみで完結する傾向にあるのに対し、毎回対面での集合学習を重視している点だ。現職の地方議員がチューターとして参加し、講義後には懇談会も実施することで、「深い議論と仲間との絆を育む場を提供」している。

権力に責任を持つ「侍」としての政治家像

神谷代表は、地方議員に「」になってほしいと語る。侍が持つ刀は「権力の象徴」であると説明する。そして、侍が刀と共に「切腹の作法」を学ぶように、政治家も「権力・権限には責任が伴う」ことを自覚し、「間違った使い方をした時には、自分の命をかけて償うんだというぐらいの覚悟で仕事をしなさい」と強調する。

政治塾は、単に議員になりたいという欲求や金銭的な目的で政治を志すのではなく、権力を行使する覚悟と哲学を持った人材を発掘し育成する場であると位置づけている。神谷代表は、「自分のために権力を使って賄賂を受け取ったり、不正なことやってみたりとかそういうことをされては困る」と述べ、私利私欲に走らない政治家の育成を目指している。

政治塾は、塾生が参政党を理解しチェックする場であると同時に、党側が塾生の資質を見極め、信頼関係を築くための場でもあるという。

参加要件と申し込み

第二期参政党政治塾は、将来的に議員を目指す方、および参政党に共感や関心を持つ方を対象としている。開催は年に一度のみで、費用は会場費程度の実費のみと、多くの人が参加しやすいように配慮されている。申し込み期限は8月20日まで。詳細は動画の説明欄を参照する。

参政党は、今回の参議院選挙での躍進を背景に、さらなる党勢拡大と人材育成に注力している。特に、第二期参政党政治塾は、単なる知識の伝達だけでなく、参政党の哲学を共有し、「侍」のような覚悟と責任感を持った政治家を育成するための重要な機会と位置づけられている。これは、急成長に伴う運営課題への対応と、党の理念を体現する人材の確保という、参政党の喫緊の課題への取り組みを示唆していると言えるだろう。

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