チームみらい・安野貴博が語る!「政治とカネ」の透明化とAIで社会の「バグ」を解決

チームみらい・安野貴博が語る!「政治とカネ」の透明化とAIで社会の「バグ」を解決 最新ニュース
チームみらい・安野貴博が語る!「政治とカネ」の透明化とAIで社会の「バグ」を解決

チームみらいの安野貴博党首が、ニコニコの独占インタビューに応じ、自身の政策方針と政治に対する考え方を明らかにした。元ソフトウェアエンジニアでありAI専門家としての経験を活かし、「永田町にソフトウェアエンジニアチームを作り、政治とカネを1円単位で公開」「国会議員は社会の大きなバグを解決できる立場」と述べ、テクノロジーで政治を変革する意欲を示している。

「新しいスタートアップ・ベンチャー政党」として政治の「バグ」を解決する

チームみらいは、平均年齢35歳、新人15名という「かなり他の政党とは違った性質」を持つと安野氏は語る。「新人が15人出てて、しかも平均年齢も35歳っていうこと」から、「新しいスタートアップ・ベンチャー政党として既存の業界に穴を開けていく」ことを国民から期待されていると認識しているようだ。特に若年層からの支持が厚いと分析されている。

安野氏は元AI専門のソフトウェアエンジニアであり、「国会議員というのは社会のバグを解決できる立場だと思ってます」と述べ、社会課題を「バグ」と捉え、自身の技術的知見をもって解決に貢献する意欲を示している。

テクノロジーで「政治とカネ」を透明化し、行政の無駄をなくす

国政政党要件(得票率2%以上)を満たし、政党交付金を得られた場合、「永田町にソフトウェアエンジニアチームを作ろうと思ってます。政治とカネ1円単位でえ見える化する仕組みを作って公開していきたいと思ってます」と安野氏は明言した。政党交付金(年間約1.5億円)をこのチームの運営に充てる意向だという。

他の政党にない強みとして、自身のAI関連の専門知識を挙げる。「AIに関係する仕事をしてきた人間であること。他に経験ある方が少ないと認識しておりますので」と述べ、AI政策などにおいてユニークな視点から議論に貢献できると強調した。

また、子供家庭庁の10億円の無駄を例に挙げ、「ああいう無駄をいち早く見つけて、これって大丈夫なのっていうことを言えるようなそういった立ち位置になっていけるといいなと思ってます」と、IT人材によるチェック体制の必要性を示唆している。

AI政策:政府は「実産業に対するAIの活用」に投資すべき

AI分野における政府の関与について、安野氏は「私はコミットしていくべきだと思ってます」と断言する。「AI産業は今後すごく大きくなって重要になってくることは見えている」とのべ、米国や中国が政府として巨額の投資をしている現状を踏まえ、「今後国を含めた機動的な動きが必要になってくる」との認識を示した。

投資の重点領域については、米中との資金力競争において日本の限界を認めつつも、「お金の使い先を少し考える必要があると思います」と述べ、フロンティアモデル(大規模AI開発)への投資よりも、「賢いAIをいかに使いこなして実際の産業に使っていくのかっていう部分」への投資が有効であるとの見解を示している。「産業に対するAI活用に投資していくってのは私は有効だと思ってます

広範な連携で「政策ごとの是非」を問う

今後の統一地方選や衆院選に向けた候補者選定や組織作りについては、具体的な言及を避けつつも、「前向きに色々考えていきたい」と述べた。

他の政党との連携については、「組めない政党はある意味ないと思っていて、政策ごとに是々非々で議論していく」との方針を示した。政治の透明化や効率化を目指すという共通目標があれば、広く連携できるとの見方を示している。

安野貴博党首は、テクノロジー、特にAIの専門知識を強みとし、既存の政治システムに革新をもたらすことを目指している。政治の透明化(「政治とカネ」の1円単位での公開)と効率化(行政の無駄排除)を最優先課題とし、その実現のために永田町へのソフトウェアエンジニアチームの設置を構想する。AI政策においては、政府が積極的に関与し、特に実産業におけるAI活用への投資を重視する考えを示した。他の政党との連携には柔軟な姿勢を示し、政策ごとの是々非々での協力関係を築く意向だ。

チームみらいは、その「新しいスタートアップ・ベンチャー政党」としての特性と、テクノロジーを通じた社会変革へのコミットメントが、今後の日本の政治において注目される存在となるだろう。はたして、安野氏の描く「テクノロジーによる政治変革」は、日本の未来を切り拓くことができるだろうか――。

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