福すけニュース氏が、TBS「報道特集」の参議院選挙報道について、「偏向報道」だと厳しく批判した。参政党の「日本人ファースト」という主張を「外国人差別」として報じ、さらに特定の候補者が「ヘイトスピーチをやってる」と問題視したことに、福すけニュース氏は「明らかに事実を曲げている」と反発する。世論調査で参院選の争点が「外国人問題」がトップであると指摘し、「こんな偏向報道は許してはいけないと訴える。与党の「外国人問題」への態度についても「選挙が終わったら知らんぷりする」と批判し、オールドメディアによる「日本人ファースト」批判が、かえって「保守政党の飛躍」につながると予測した。
TBS「報道特集」の「変更報道」に憤慨──「日本人ファースト」は差別か?
福すけニュース氏は、7月12日のTBS「報道特集」が、参議院選挙の外国人政策に関して「変更報道」を行ったと指摘する。番組では、参院選の争点として外国人政策が浮上した理由を参政党の「日本人ファースト」という主張にあるとし、特定の候補者が「ヘイトスピーチをやってる」と問題視したという。
福すけニュース氏は、番組が参政党の神谷代表の演説から「外国人が集団で犯罪をやってますとか、外国人が来日してすぐに生活保護を受けてる」といった部分を「意図的に切り取って放送」し、「あたかも神谷さんがヘイトスピーチやってますみたいな、そういった印象操作をやってた」と批判する。これは「明らかに事実を曲げているし、参政党の政策を一面的な紹介」に過ぎないと述べ、「相当問題だ」と感じたという。
さらに、番組内で紹介された留学生に対する支援制度「スプリング」にも言及。文部科学省が行うこの制度は、博士課程の学生を支援するもので、年間290万円の研究費や生活費が支給され、4年間で約1000万円が配られるという。この制度で中国人留学生に月額18万円が支給されていることに対し、その留学生が「これでも全然足りない」と発言したことを紹介し、「18万もらっといて全然足りるでしょ」と憤慨する。福すけニュース氏は、「日本人が中国に留学したってこんなお金もらえない」のに、「なんで中国人がこんな優遇されてんの」と疑問を呈し、これを批判すると「ヘイトスピーチ」だと言われる現状を「全く意味わかんない」と述べた。
テレビは放送法の第4条に基づき「政治的に、社会的に公平で中立な報道しなきゃいけない」と強調し、今回の「報道特集」は、参政党の外国人政策に「排外的とか差別的とか、そういった一方的なレッテルを張って報道した」と批判。本来は「もっと多角的に放送しなきゃダメ」であり、今回の放送は「明らかに参政党を貶しめるような意図的な編集をやってるし、しかも選挙報道としてやってるわけですからもう公平性が全くない」と断じる。さらに、報道特集が最近も選択的夫婦別姓で「偏向報道」を行ったことに触れ、「こんなことを何回もやってる」TBSは「特定の政治的な思想を押し付けてるだけ」であり、「免許取り消した方がいい」とまで言い放った。
アナウンサーの発言と「不法滞在」の呼称問題
福すけニュース氏は、今回の報道が記事になった際の山本恵里伽アナウンサーの発言にも強く反発する。山本アナウンサーが「日本人ファーストという言葉はヘイトスピーチとは違うのか」と質問したことに対し、「そもそもヘイトスピーチっていう前提で質問してる」と指摘。「アナウンサーだったらもっと中立な立場でやるべきなのに、日本人ファーストが悪物であるかのような質問を最初っからやってる。もう完全におかしい」と批判した。
さらに、秋高弘準教授の「差別用語を一切使わず差別を煽る」という発言に対しても、「日本人ファーストっていう言葉が差別を煽ってるって言ってるんですけど、こんなもん一方的に決めつけてるだけじゃないですか」と反論。「日本人の生活が苦しいのに外国人に金を配ったりとかおかしいよねっていう話をしてるのに、そんなのも差別じゃない」と述べ、「ヘイトスピーチって特定の人種だったり国籍に対して攻撃的な表現を使うことを指すわけで、日本人ファーストっていう言葉って日本人を主体にしてる言葉だから全然ヘイトじゃない」と主張した。
山本アナウンサーが「自分の一票がひょっとしたらそういった身近な人たちの暮らしを脅かすものになるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけない」と語ったことに対しては、「とんでもないこと言ってる」と激怒。「参政党に投票したら外国人の生活を脅かすって言ってる。いちアナウンサーが参政党に投票するなってことを煽ってる」と批判し、「ちょっと考えられない」と述べた。参政党は全ての外国人を排斥しているわけではなく、「日本語の能力とか日本語文化の理解とかそういった基準を満たせば受け入れる」と主張しており、「真面目な外国人であれば全然問題ない」としているにもかかわらず、番組が「あたかも外国人を全部撲滅しろみたいな切り取り方をしてる」と指摘した。
参政党は今回の報道に対し、正式に抗議したという。福すけニュース氏は、番組が参政党の政策を「差別的だと断定してちゃんと伝えていなかった」ことや、「参政党に批判的な立場の人だけが登場して、参政党のプラスの面について全く報道していなかった」ことを挙げ、「全くおっしゃる通り」だと抗議内容を支持した。選挙期間中にこのような報道がなされれば、「国民の選挙行動に対して影響与える可能性高い」と述べ、「民主主義の冒涜だし、絶対にやっちゃいけない」と批判した。
また、東京新聞が「非正規滞在で困窮する外国人」という表現を使ったことにも言及し、「非正規滞在者って何って話なんですよね。不法滞在者を非正規滞在者って言い換えてる」と指摘。不法滞在は「法律を犯して日本に滞在してること」を指すのに対し、「非正規滞在」という表現は「違法じゃないかのような表現に聞こえるし、なんか単なる手続き上の問題のように思える」と批判し、メディアによる「偏向報道」だと断じた。さらに、「反貧困ネットワーク」が「非正規滞在者は母国で迫害されるなど帰りたくても帰れない人が多い」と主張し、難民申請が認められないことへの理解を求めたことに対し、福すけニュース氏は、日本は「難民認定で凄い厳しい基準がある」ため、「難民申請が認められないってことはその人は難民じゃない」と反論。「母国で本当に迫害されてるんだったら、なぜその母国で制度改革だったりとか差別反対運動やらないんですか。全然関係ない日本にやってきて差別を訴えてる意味が全然わかんない」と述べ、このような「支援団体」は「不法滞在を正当化してる団体ですからマジで本当反社会的組織だと思います」とまで言い切った。
与党の焦りと「日本人ファースト」のこれから
福すけニュース氏は、ハフポストでも「日本人ファーストに潜む危険性とは」という記事があり、「外国人と言うだけでファーストではない、ないがしろにしていいというメッセージを含んでおり、排外主義につながる」と批判されていることに対し、「日本人ファーストって日本国民を優先しましょうっていう考え方なわけですよ。どこの国だって自分たちの国民を優先するって当たり前じゃないですか。これ差別とかじゃなくて国家として当たり前なんですよ」と反論。「日本人を優先することがなんで外国人差別なのってこれマジで意味わかんない」と述べ、このような「左翼メディアが一斉に騒ぎ出すってことは、参政党の勢いがすごいってこと」だと分析した。
自民・公明党が「外国人問題を最大争点に据えた」ことについても、「見苦しい限り」だと批判する。今まで「散々中国にすり寄っておいて今更何言ってんですか」と、与党のこれまでの政策との矛盾を指摘。「ビザの緩和とか、外国免許の切り替えとか、そんなことしたから爆発的に外国人増えた」にもかかわらず、「選挙対策として外国人問題を取り上げる」のは、「そもそもあなたたちのせいでしょう」と述べた。そして、「どうせ選挙が終わったら知らんぷりする」だろうとし、「コテ先だけの本当しょうもない対策だ」と切り捨てた。
森山幹事長が党内で「期日前投票徹底しろ」という文章を出したことにも触れ、「森山幹事長がそんな文章を出すほど自民党は切羽詰まってる」状況であり、「なりふり構っていられない様子」だと語る。
福すけニュース氏は、最近の選挙では「オールドメディアが煽るほど逆の効果になってる」とし、今回の参院選でも「参政党とか、そういった保守政党の飛躍は間違いない」と予測した。
はたして、福すけニュース氏の予測通り、オールドメディアの批判が「日本人ファースト」を掲げる政党のさらなる躍進を後押しすることになるだろうか――。
コメント